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蜜な時間はあなたと共に
第5章 不穏な再会と湯けむりに濡れる彼の愛

「そんな…私何もお返し出来てないのに…いつも…」
「何もしてないって事ないよ。ご飯作ってくれるのもそうやけど、いつも傍に居てくれるだけで俺は励みになるし『茜さんのために頑張ろう』って力出せるんやで。いつも一緒に居ってくれてありがとう」
良かった、少しでも春人の役に立ててるんだ…
春人に近寄って、後ろから抱きついた。
「私のために、ありがとう春人…」
「えへへ、茜さん好きやで…」
チュ、チュチュ、チュウ…
「んぅ…まだ明るいからいっぱいキスするのはダメ!」
「暗なったらええん?じゃあ夜いっぱいキスするー」
甘い雰囲気からいつもの調子に戻って、顔を見合わせて笑い合う。
「最近仕事どう?」
「GW前は忙しかったけど、忙しさのピークを過ぎたよ」
「そうか、忙しい中ご飯作りに来てくれてありがとうね」
「春人は?喉の調子どう?」
「全然掠れへんし、絶好調やで。ボイストレーニングのおかげやな」

