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第2章 いよいよ始まります！

　はーい。皆さん、こんにちはーっ！

「こーんにーちわーっ！」

　変態紳士淑女の皆さん、シークレット・クイズ・パーティーへようこそ！

「わあああああああああっ！」

　本日の司会進行を務めさせていただきますＭＹＵでーすっ！

「ぱちぱちぱちぱちぱちぱち」

　あ、どうもです。

　わあ、結構集まりましたね。ざっと百人以上はいるでしょうか。

　それにしても、このイベントは場所も日時も完全無告知で開催されるただのクイズ大会だっていうのに、毎回毎回大勢の変態紳士淑女の皆様にお集まり頂いて、本当にありがとうございます。

　ちょっと感動しちゃいますね。

　本当にどうやって皆さん今日だって分かったんですか？　例によってインターネットの予想サイトとか口コミでですか？

　一部では偽情報満載のチェーンメールやつぶやきが出回っていたようですね。

　イベントタイトルも全然違う名前で広まっているようですし。

　今頃騙されちゃったりして見当はずれな場所で全裸待機しちゃっている人もいるのでしょうね。

　お気の毒様です。

　そんな人たちもいるかもしれない中、よくぞ無事にここへ辿り着いて頂きました。

　まさに勇者ですね。尊敬してしまいます。

「ＭＹＵちゃんに会いたかったからだよーっ」

　ありがとうございます。頭から旧スク水を被った男性に会いたかったと言われてしまいました。

　普通だったらドン引きして通報するレベルですよね。

　でもご安心下さい。あなたの好意は受け入れられなくても、あなたの性癖や嗜好は受け入れます。

　なぜなら、ここは参加者全員の性欲が解放される場所、シークレットクイズパーティーなのですから！

「わあああああああっ！」

　それにしても夏も終わりに近づいた今日この頃、こんな人里離れた地図にも載っていない山奥によくもまあ来れたものですね。

　エロパワー、恐るべし。本当にありがとうございます。