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えっちなおもちゃ
第2章 アダルトグッズショップ『遊&愛』
一年くらい前のある日、凛々子は男の熱気で蒸し返ったアダルトグッズショップで男性客の視線も無視して真剣に夜のパートナーを物色していた。
そこに今カウンターに立っている男、我妻甲子郎(わがつまこうしろう)が現れた。
我妻はアダルトグッズメーカー遊&愛の社員で、その日は新製品の納入でアダルトグッズショップに来ていた。
そのショップで真剣な表情で玩具を選ぶ凛々子に惹かれて声をかけた。
そこで下世話なナンパと違うことを必死で説明し、女性ユーザーのモニターになってもらうことを口説き落としたという経緯だった。
怪しいものではないと身分を明かしたところで、アダルトグッズメーカーの社員というのは凛々子にとって充分に怪しい身分には違いなかった。
しかし無料でアダルトグッズをもらえる上にモニターとしてのアルバイト料まで貰えるのは魅力だった。
それに我妻の真面目で真摯な態度や風貌に好感をもったのも事実だった。
髪は短く、黒くて染めてもいない。
安物ではあるだろうが清潔なスーツをきちんと着こなし、常にネクタイまで絞めていた。
凛々子がスーツフェチであることを差し引いても、それは信頼に足る好感の持てる身なりであった。
そこに今カウンターに立っている男、我妻甲子郎(わがつまこうしろう)が現れた。
我妻はアダルトグッズメーカー遊&愛の社員で、その日は新製品の納入でアダルトグッズショップに来ていた。
そのショップで真剣な表情で玩具を選ぶ凛々子に惹かれて声をかけた。
そこで下世話なナンパと違うことを必死で説明し、女性ユーザーのモニターになってもらうことを口説き落としたという経緯だった。
怪しいものではないと身分を明かしたところで、アダルトグッズメーカーの社員というのは凛々子にとって充分に怪しい身分には違いなかった。
しかし無料でアダルトグッズをもらえる上にモニターとしてのアルバイト料まで貰えるのは魅力だった。
それに我妻の真面目で真摯な態度や風貌に好感をもったのも事実だった。
髪は短く、黒くて染めてもいない。
安物ではあるだろうが清潔なスーツをきちんと着こなし、常にネクタイまで絞めていた。
凛々子がスーツフェチであることを差し引いても、それは信頼に足る好感の持てる身なりであった。