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えっちなおもちゃ
第9章 ライバル
一体何事かと尋ねる前に社長が会議室に入ってきて会議が始まってしまった。
モヤモヤした気持ちのまま凛々子は人生初めての会社会議に参加した。
説明を聞いていくうちに姫宮が何者なのかは凛々子にもわかった。
姫宮瑠璃(ひめみやるり)は人気アダルトビデオ女優だった。
今回のプロジェクトではボイス担当でやってきていた。
遊&愛はAVは制作していないものの、グッズなどの提供でAV業界ともつながりがあるらしく、姫宮との仕事もいくつかあったようだった。
その現場で我妻さんと知り合ったんだな……
凛々子は我妻と姫宮の接点がわかり、一人で頷いて納得した。
凛々子も社長に紹介され、緊張しながら挨拶を交わした。
我妻の言うとおり気さくな社長は凛々子の製品開発の協力に感謝のお礼を述べてくれた。
「大学出たらうちの会社にぜひ来てください。君みたいな有能な人ならうちは大歓迎だよ」
「そ、そんな……もったいない言葉、ありがとうございます」
社交辞令とは思いながらも褒められると凛々子も悪い気はしなかった。
第二弾の構想と追加ボイスの打ち合わせの会議は順調に進み、活発な意見も飛び交った。
モヤモヤした気持ちのまま凛々子は人生初めての会社会議に参加した。
説明を聞いていくうちに姫宮が何者なのかは凛々子にもわかった。
姫宮瑠璃(ひめみやるり)は人気アダルトビデオ女優だった。
今回のプロジェクトではボイス担当でやってきていた。
遊&愛はAVは制作していないものの、グッズなどの提供でAV業界ともつながりがあるらしく、姫宮との仕事もいくつかあったようだった。
その現場で我妻さんと知り合ったんだな……
凛々子は我妻と姫宮の接点がわかり、一人で頷いて納得した。
凛々子も社長に紹介され、緊張しながら挨拶を交わした。
我妻の言うとおり気さくな社長は凛々子の製品開発の協力に感謝のお礼を述べてくれた。
「大学出たらうちの会社にぜひ来てください。君みたいな有能な人ならうちは大歓迎だよ」
「そ、そんな……もったいない言葉、ありがとうございます」
社交辞令とは思いながらも褒められると凛々子も悪い気はしなかった。
第二弾の構想と追加ボイスの打ち合わせの会議は順調に進み、活発な意見も飛び交った。