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えっちなおもちゃ
第10章 浮気の代償
「そうね。ごめんなさい。失礼な言い方だった。あなたが羨ましくてつい、ひどいことを言っちゃったの」
喧嘩ごしの凛々子と違い、姫宮は穏やかな物腰で喋る。
「羨ましい? 私が、ですか?」
正直キリッとした二重の目や通った鼻筋、ふくよかなバストを持った姫宮の方が凛々子からしてみれば羨ましかった。
もちろんアダルトビデオ女優という職業には羨望を感じないが、それを選んだのは姫宮自身なのだから女子大生というお気軽な立場を羨ましがられても仕方ない。
姫宮は黙ってカバンを開けて、一枚の写真を凛々子の前に置いた。
その写真には一人の女の子が写っていた。
一重のまぶたの目は細く、鼻も低くて一見して地味な顔立ちに思えた。
ただカメラに向けている笑顔だけは本当に幸せそうで、その表情が写真の女性の一見すると幸薄げな雰囲気を明るいものに変えていた。
学生服のため、体つきはよくわからないがそれほど際立って男の目を引くような体型には見えなかった。
でもその少女は本当に楽しそうで、見ている凛々子も思わず微笑んでしまった。
そしてつい、呟いてしまった。
「可愛い……」
凛々子がそう呟くと、姫宮は一瞬だけ、目を見開いて驚いた。
そしてすぐに冷静を取り戻し、微笑みながら写真を眺める凛々子に呟いた。
「その写真、私の高校時代のものなのよ」
「えっ!?」
現在の姫宮とのあまりの差に凛々子は驚いて声を上げた。
確かに輪郭とか面影はあるが、似ても似つかない違いがあった。
喧嘩ごしの凛々子と違い、姫宮は穏やかな物腰で喋る。
「羨ましい? 私が、ですか?」
正直キリッとした二重の目や通った鼻筋、ふくよかなバストを持った姫宮の方が凛々子からしてみれば羨ましかった。
もちろんアダルトビデオ女優という職業には羨望を感じないが、それを選んだのは姫宮自身なのだから女子大生というお気軽な立場を羨ましがられても仕方ない。
姫宮は黙ってカバンを開けて、一枚の写真を凛々子の前に置いた。
その写真には一人の女の子が写っていた。
一重のまぶたの目は細く、鼻も低くて一見して地味な顔立ちに思えた。
ただカメラに向けている笑顔だけは本当に幸せそうで、その表情が写真の女性の一見すると幸薄げな雰囲気を明るいものに変えていた。
学生服のため、体つきはよくわからないがそれほど際立って男の目を引くような体型には見えなかった。
でもその少女は本当に楽しそうで、見ている凛々子も思わず微笑んでしまった。
そしてつい、呟いてしまった。
「可愛い……」
凛々子がそう呟くと、姫宮は一瞬だけ、目を見開いて驚いた。
そしてすぐに冷静を取り戻し、微笑みながら写真を眺める凛々子に呟いた。
「その写真、私の高校時代のものなのよ」
「えっ!?」
現在の姫宮とのあまりの差に凛々子は驚いて声を上げた。
確かに輪郭とか面影はあるが、似ても似つかない違いがあった。