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第11章 晒け出す二人

凛々子は少しでも愛しさが伝わるようにと丁寧でかつ情熱的に我妻の体を舐め続けた。
我妻も自分だけ奉仕されては困るとばかりに凛々子の上半身を裸にさせて舐め始める。

毛繕いをし合う猫のように二人は無心に互の体を舐めあった。
次第に上半身だけでは満足できなくなった二人はスカートやズボンも脱がせ合って舐め合い続ける。

「ああっ！」

我妻の舌先が陰核に触れると凛々子はビリビリっと痺れるくらいに愉楽を感じた。
焦らすように舐めあった高ぶりが感度を数段上げているかのようだった。

「んんっ！」

負けじと凛々子は我妻の亀頭をカプっと咥えると舌先で全体を舐め回した。

お互いがお互いの大事な部分を舐めあう格好になり、夢中でせめぎ合った。

「ああっ！　駄目っ！　我妻さんっ！　イキそうっ！」

凛々子がはしたなく迫ったおかげで我妻もいつもよりねちっこく責めることができ、その結果として凛々子の絶頂が近づいた。

「待ってっ！　まだイカセないでっ！　もっといたぶってっ！　寸止めして、焦らして、もっと私のおまんこ汁分泌させてっ！」

驚くくらいにはしたないおねだりに我妻は内心驚いたが、何食わぬ顔で了解し、一旦責めを止めた。

「我妻さん。これっ……」

そう言って凛々子は持ってきていたスポーツバックを我妻に渡した。

「なにこれ？」

我妻はバッグを開けながら尋ねる。

「えっ……これって……!?」