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えっちなおもちゃ
第5章 元カレとの再会
凛々子の動揺をよそに神崎は「はじめまして」と凛々子たちに会釈をする。
それで神崎がどういう態度をとりたいか認識した凛々子も「はじめまして」と返事をした。

厚化粧も瑞希も挨拶をしながら席に着く。
このあいだ店に来た時に気に入ったマンゴースムージーのカクテルを注文して凛々子はうつ向いた。

だが他のメンバーは凛々子の気まずい雰囲気に気づいた様子もなく早速雑談で盛り上がっていた。

全員分の飲み物が到着したところで乾杯となった。
乾杯のあとは当然ながら自己紹介となる。

出身地を言えば当然神崎と同じ出身地だということがバレてしまう。
なるべく出身地は避けて自己紹介を済ませてしまおうと企む。

しかし自己紹介をはじめた男がいきなり出身地を告げ、そのあとの者たちもそれに倣うように名前と出身地を答えていく流れになり、出身地を言わない訳にはいかなくなった。

「はじめまして。神崎蒼です。出身地は兵庫県。今は帝都大学理Ⅰの二回生です。趣味は水泳と読書。身長は百八十二センチ。……こんなものでいいかな?」

神崎は特に凛々子の方を意識するわけでもなく、かと言って完全に無視するわけでもなく、全員に視線を送りながら簡潔な自己紹介を行った。

自己紹介が女子の番になり、凛々子の緊張が高まる。
厚化粧は相変わらず女性ファッション誌に載っていたかのような『得意料理』『どじなエピソード』『品のある趣味』をキーワードにしたマニュアル通りの自己紹介を述べた。

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