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えっちなおもちゃ
第5章 元カレとの再会
「へぇ……変わってないんだな、凛々子」
「な、なにがっ?」
「嘘つくとき口の端をヒクヒクさせる癖。高校の頃を思い出して懐かしいよ」
神崎に指摘されて凛々子は慌てて口許を隠した。
「やっぱ、変わってない。単純に騙されるところがな」
意地の悪そうな神崎の微笑みに凛々子はかぁあっと頭が熱くなる。
「しかしなんだ、あの厚化粧の女。地味な顔に派手な化粧塗りたくって。わざとらしく胸元の開いた服着て、身体ベタベタ触ってきて。馬鹿丸出しだな。凛々子も友達選んだほうがいいぞ?」
「し、失礼でしょっ……そういう人を見下したようなところ変わんないんだね、神崎くん」
自分も感じていたことだが、神崎の口から聞くと凛々子はついムッとしてしまう。いや、自分が思っていた心の中を覗かれたようで怒ったのかもしれなかった。
「だいたい私は帝都大学相手のコンパなんて知らなかったし。知ってたら来ないよっ!」
凛々子は幼い顔を精一杯強ばらせて訴える。
「そうなのか? それは残念だな。俺は凛々子に会えるかもと思って来たのに」
神崎はさらっとそう言ってのけた。
「な、なにがっ?」
「嘘つくとき口の端をヒクヒクさせる癖。高校の頃を思い出して懐かしいよ」
神崎に指摘されて凛々子は慌てて口許を隠した。
「やっぱ、変わってない。単純に騙されるところがな」
意地の悪そうな神崎の微笑みに凛々子はかぁあっと頭が熱くなる。
「しかしなんだ、あの厚化粧の女。地味な顔に派手な化粧塗りたくって。わざとらしく胸元の開いた服着て、身体ベタベタ触ってきて。馬鹿丸出しだな。凛々子も友達選んだほうがいいぞ?」
「し、失礼でしょっ……そういう人を見下したようなところ変わんないんだね、神崎くん」
自分も感じていたことだが、神崎の口から聞くと凛々子はついムッとしてしまう。いや、自分が思っていた心の中を覗かれたようで怒ったのかもしれなかった。
「だいたい私は帝都大学相手のコンパなんて知らなかったし。知ってたら来ないよっ!」
凛々子は幼い顔を精一杯強ばらせて訴える。
「そうなのか? それは残念だな。俺は凛々子に会えるかもと思って来たのに」
神崎はさらっとそう言ってのけた。