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えっちなおもちゃ
第5章 元カレとの再会
「私の荷物、返してよ」
店の外で待っていた神崎に凛々子は怒鳴る。
「ほらよ」
神崎は鞄を投げて凛々子に返す。
「な……なんなのよ、いったい……」
「お前は俺のおもちゃじゃないんだろ? だから彼女にしてやった。それだけだ」
「何それ? 相変わらず自分勝手すぎるっ! 私の気持ちとか、考えたことあるのっ!?」
「あるよ」
感情のこもっていない神崎の即答に凛々子は更に怒りが増す。
「考えたことあるんだったらなんでそんなことが--」
「お前の気持ちを考えたから、俺は大学に入ってから凛々子に連絡をするのをやめたんだよ」
凛々子の罵声を遮るように神崎はぼそっと告げた。
「えっ……?」
「俺と一緒にいるときのお前はどこか寂しそうだった。そして俺に何もかも依存していた。だから俺は凛々子と別れることに決めたんだ」
「なに……えっ……は?」
突然の神崎の言葉に凛々子は思考が追いつかない。
「だけど今日、お前を見て考えが変わった。やはりお前以上の女はいない、俺にとってな。だからお前の気持ちを無視した。俺がしたいようにした」
店の外で待っていた神崎に凛々子は怒鳴る。
「ほらよ」
神崎は鞄を投げて凛々子に返す。
「な……なんなのよ、いったい……」
「お前は俺のおもちゃじゃないんだろ? だから彼女にしてやった。それだけだ」
「何それ? 相変わらず自分勝手すぎるっ! 私の気持ちとか、考えたことあるのっ!?」
「あるよ」
感情のこもっていない神崎の即答に凛々子は更に怒りが増す。
「考えたことあるんだったらなんでそんなことが--」
「お前の気持ちを考えたから、俺は大学に入ってから凛々子に連絡をするのをやめたんだよ」
凛々子の罵声を遮るように神崎はぼそっと告げた。
「えっ……?」
「俺と一緒にいるときのお前はどこか寂しそうだった。そして俺に何もかも依存していた。だから俺は凛々子と別れることに決めたんだ」
「なに……えっ……は?」
突然の神崎の言葉に凛々子は思考が追いつかない。
「だけど今日、お前を見て考えが変わった。やはりお前以上の女はいない、俺にとってな。だからお前の気持ちを無視した。俺がしたいようにした」