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えっちなおもちゃ
第6章 凛々子のきもち
自分そっくりに作られたと聞いて凛々子は一瞬で顔を真っ赤に染め上げた。

「あっ! いやっ……そのっ……本物の女性そっくりに作ってある」

「もういいです、いまさら言い直さなくても……」

凛々子は恥ずかしそうに俯いた。
自分そっくりに作られたものが店頭に並ぶということは、日本中に自分の割れ目の形や膣内構造が知れてしまうということだ。
別に顔がばれるわけではないし、誰も凛々子の秘部だと気付きはしないが、恥ずかしさは致死量を超えるほどのものだ。

「あ、いや……大丈夫だよっ! 別に凛々子ちゃんの顔写真使うわけじゃないしっ!」

我妻は焦って指をシリコンの中に出し入れしながら言い訳をする。

「当たり前ですっ! てかそんなに指を出し入れしないでくださいっ!」

「あっごめんっ……」

我妻は慌てて指を抜く。
我妻の顔も凛々子に負けないくらいに赤く染まっていた。


「で、その……リアリティーってそれだけじゃないんでしょ?」

気まずさで止まってしまった会話を凛々子が先に促す。

「そ、そうなんだよ。それだけだったら画期的なアイディアにはならないでしょ。遊&愛独自のリアリティーはその先に求めたんだよ!」

恥ずかしさを勢いで吹っ飛ばすように我妻はテンションを上げる。

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