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えっちなおもちゃ
第6章 凛々子のきもち
半円形の長机の大講義室であったため、凛々子はあからさまに嫌そうな態度でひとつ脇にずれる。
男性不審の凛々子らしい嫌悪感のアピールだった。
しかしその男もめげずに凛々子と共に席をひとつずれる。
しつこい態度に腹をたてた凛々子は隣の男を睨む。
「なんなんですかっ……」
「つれないな、凛々子」
聞き覚えのある、馴れ馴れしい声に凛々子は驚いて男の顔を確認した。
「えっ……」
隣に座ってきた男は元カレの神崎蒼であった。
「な、何してるの、神崎君」
「何してるって……わざわざこんな二流大学の講義を潜り込んで聞きに来たとでも思ってるのか? 凛々子に会いに来たんだよ」
嫌味なこともさらっと言う辺りは神崎らしい。
「出ていって……ここは遊ぶところじゃないの」
険のある言い方で凛々子は咎めた。
男性不審の凛々子らしい嫌悪感のアピールだった。
しかしその男もめげずに凛々子と共に席をひとつずれる。
しつこい態度に腹をたてた凛々子は隣の男を睨む。
「なんなんですかっ……」
「つれないな、凛々子」
聞き覚えのある、馴れ馴れしい声に凛々子は驚いて男の顔を確認した。
「えっ……」
隣に座ってきた男は元カレの神崎蒼であった。
「な、何してるの、神崎君」
「何してるって……わざわざこんな二流大学の講義を潜り込んで聞きに来たとでも思ってるのか? 凛々子に会いに来たんだよ」
嫌味なこともさらっと言う辺りは神崎らしい。
「出ていって……ここは遊ぶところじゃないの」
険のある言い方で凛々子は咎めた。