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えっちなおもちゃ
第6章 凛々子のきもち
「んんああっ!? 違っ……んひゃあっ!!」

痛さとくすぐったさが混じった得体の知れない感触に凛々子は鳴く。

木製の洗濯バサミはバネを弱くしたものらしく、見た目ほど痛くないのに凛々子は気付いていた。
しかし痛みというより屈辱感で外すように訴え続けた。

「洗濯バサミ……外してぇえ!!」

「仕方ないなぁ」

神崎は眉を歪めて笑ったかと思うと、勢いよくぱちんっと洗濯バサミを外した。

「痛っ!! ひゃはっ!?」

右、左と勢いよく外され、痛みがじぃんと沸き起こる。

「酷い……神崎君……酷いよ……もうやめて……」

神崎の絵筆はつつーと下がり、へそ、太もも、内腿と苦痛になるくらいにくすぐる。
そのたびにもがき、束縛された手足を動かそうともがいた。

「すごいな……凛々子……まだ触ってもいないのにおまんこトロトロにしてるじゃないか? 変態のド淫乱女だね、凛々子は」

「っ……」

神崎に指摘されるまでもなく、凛々子は自分の割れ目から樹液のようにたらーっと液体が溢れているのはわかっていた。
恥ずかしさで目を背ける。

神崎は凛々子の足の付け根に顔を近づけて、フーッと息を吹き掛けた。

「ひゃあっ……あぁぁっ……」

触られるのでなく、風圧だけでこんなに感じるものだということを凛々子ははじめて知った。

「懐かしい匂い……凛々子のえっちな匂い……高校の頃を思い出すね」

神崎は感傷に耽るようにすーはーと凛々子の愛液の芳香を嗅ぐ。

もっと他のことで懐かしさを感じて欲しかった凛々子は顔を真っ赤にして匂いを嗅がれている様を見ていた。
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