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MILK&honey
第17章 「ありがとう、お世話になりました。」

「どうしてー?お家に光さんが居なくても、作って置いといたりしてたよね?」

「うん。けど、最近は、何日も帰って来れなかったり……帰って来ても居るのはちょっとで、またすぐ行かなきゃとかみたい」

 だから、実は、もう何日もかーさんの顔を直接見ていない。メールやメッセも送ってるし、スマホ越しでは通話したりチャットしたりもしてるから、淋しくなんか無い……と、思う……。

 そんなに忙しいなら、食事だけでもちゃんとした方が良いよねー……この間も、

「ご飯、食べられてるの?大丈夫?」

 って聞こうとしたら、その前に

「作ってもらっても食べれるか分かんない日ばっかりなんだ、ごめんね」

 ……って謝られたから、聞けてない。

 ご飯も食べれないくらい忙しいのに、相変わらずかーさんの名前は、テレビでもネットでもどこでも見ない。
 もしかして、ピン芸人じゃないのかもしれない。
 誰かとコンビ組んでるのかも。それでも、コンビ名+名前で出てきそうなもんだよね……芸名付けてるとかかなあ。


 その代わり……って言うのも変だけど、お兄ちゃんが泊めてくれる日が増えた。

 「受験前で大変だろう。しばらく家に泊まっても良いよ」

 ……って、言われてる。
 そう言うお兄ちゃん自身は家に居ない事が多いし、慣れてるとこの方が居心地良いから、結局日中は、かーさんちにお邪魔しちゃうんだけど。

 そんな訳で近頃の私は、マンションの中を上に行ったり下に行ったりしていることが多くなった。

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