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MILK&honey
第18章 俺も、毎日、泣いてんだけど……?!

……朔?
姫ちゃんとヤッ……仲良くしちゃって、良いの?
女子高生だよ?……大丈夫なの?大人として。
そもそも、どこで知り合ったの?
どーして付き合う事になったの?
聞きてー事は、次々と浮かんだのだが。
「ぶった……暴力反対……」
「許せほら」
「わ!ありがと!」
「そんな事より、お前こいつに話があんだろ」
「…………あ。」
朔は、おでこを押さえて上目遣いで睨む姫ちゃんの皿に、自分の皿からクッキーをひょいと移して懐柔し、訪問の目的を思い出させた。
その結果、俺が何かを聞く前に、姫ちゃんが俺をキッと睨んだ。
「光さん、ひどいよ!るり、ここに来れなくなって、淋しくて泣いてるよっ?!」
「え」
……なんで?
なんで自分から来なくなったるりちゃんが、泣くの?
「えーと?……俺も、毎日、泣いてんだけど……?」
女々し過ぎて恥ずかしいけど、事実だからしょうがない。さっきだってクッキー見たら切なくて、紅茶淹れながらヤバかった。
「どうしてっ!?」
どうしてって。
そんなの、決まってんだろ。
「そりゃ……るりちゃんが、ここに来てくれなくなったから……」
「…………え?」
姫ちゃんの目が丸くなり、口がぽかんと半開きになった。

