この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
MILK&honey
第18章 俺も、毎日、泣いてんだけど……?!

 正直に、言う……?

 俺が女装してると思って来なくなったるりちゃんに、
 巧の仕事が嫌いなるりちゃんに、

 「実は、女装して、巧くんと同じ仕事してまーす」

 ……って……言うのか……?

「正直に、言っても……戻って来てくれねんじゃ……」
「仕方ねぇだろ、それが真実なんだから。お前、巧の妹が今でも同じ様に来てたとしても、ずっと黙ってるつもりだったのか?」

 分かってる。
 本当のことをずっと黙ってるって事は、嘘吐いてるって事と同じだ。
 ……でも。

「とにかく、言え。そんで、謝れ。それでどうするかは、言ってみなきゃ分かんねぇだろ。巧の妹が決める事だ」

 それは、正論かもしれない。
 でも、朔が知らない事が有んだよ。

 るりちゃんは、虚像のヒカリの大ファンなんだ。

 ただ単に俺が女装していて、るりちゃんの嫌いな仕事に就いてるだけでも、絶望的だってのに。

 大好きなヒカリの中身が、俺だった、って……。

 ……………………
 あああああ……!!!
 嫌われる未来しか、想像出来ない……!


「妃愛乃」
「はいっ?!」

 呆然としている俺に見切りを付けたのか、朔は姫ちゃんの方を見た。

 
/325ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ