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MILK&honey
第23章 「いっしょに、いきたい」

「ん……イッちゃった、みたい……?」
目の前にある、かーさんの頭にキスをする。
髪が、湿ってる。男の人がイくのって、汗かくくらい大変なのかな?
それか、私をイかせるのが、大変だったの?ソファが壊れそうになるくらい動いてたし……って思い出したら、胸の辺りがきゅんと疼いた。
「……あ、」
「……あぁっ?!」
そう言えば、さっき、お腹のところに。
その辺に目をやったら、かーさんも気が付いて、慌て始めた。
「あぁぁあああっ!!!!ごめんっ、さっきかかったよな!?……すぐ拭くからっ!!」
かーさんから出た物はどろっとしてて、イチゴにかけるミルクみたいに見えた。
だから、思わず、指で掬って。
「うー……」
「ああっ!?何やってんのっこの子はっ?!」
かーさんに、見つかっちゃった。
さっき脱いでたシャツで、手と、お腹も拭かれる。
「んなもん舐めちゃ、ダメっ!!!!」
「……やっぱり、ミルクじゃ無いんだね……」
「んなもん、ったり前だろーが!!」
かーさんは、私のことをこらっ!と睨んだ。
「ああ……こんなとんでもねーことする子になっちゃって……」
「……『なっちゃって』じゃなくて『とんでもねーことする子にしちゃって』でしょ?」
「え。……俺が、しちゃった……の?」
「でしょ?だって、えっちなことは全部、かーさんに教わったんだもん。はい、言い直してみてっ」
偉そうに、かーさんに命令する。
……そうだよー。全部、かーさんのせいなんだから。
かーさんが初めての事とか、びっくりする事とか、気持ちいい事とか……いろんなことしたり、教えたり、見せたりするから、こんなふうになっちゃったんだもん。

