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MILK&honey
第24章 ずっと君を見ていたい

「……で?」
朔が、運転しながら聞いて来る。
「……で?……って?」
「ヤんなかったのか、一昨日」
「はぁあ?!」
何言っちゃってんの、朔ちゃん?!
覗いてやがったかと思う位にギリッギリの寸止めで卒業式までヤるなって言って来たの、あんたら二人だろーが!!
「ヤってねーわ!!ヤッてる訳ねーだろ?!ヤッちまってたら、今日顔出したり出来ねーだろ!!!!」
「なんだ。何も無しか。案外意気地が無ぇんだな」
フン、と鼻で笑われてムカついた。
「何も無くはねーし!意気地も有るしっ!!ちゃんとイチャイチャしといたわ!!」
「イチャイチャな。……まあ気にすんな、誰でも立たねぇ時は有る。処女の相手は大変だしな」
いちいち突っかかられて、本気で腹立って来た。
「るせーよ!!ちゃんと立ったし!!」
この野郎。
受けて立とうじゃねーか。
股間に……じゃね、沽券に関わるしなw
「なんだ。立っただけか」
「立ったし出したし!!」
「あー、一回だけな」
「一回だけなんかじゃねーし!!ソファと風呂場とベッドっ……う゛!!」
……しまった。
嵌められたっ……!!
もーぜってー、何も吐かねー!!
……そう思った、のに。

