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MILK&honey
第24章 ずっと君を見ていたい

「おふろっ?!」

 俺の提案を聞いた途端、るりちゃんは目をまん丸くして、俺を見た。

「やっ、変な意味じゃ無くてっ……!!べたべたしてっだろーし、寒いだろーしっ!?るりちゃんが入ってる間、洗濯出来るしさっ!!」

 必死に言い訳してたら、ぷっと小さく吹き出された。

「変な意味だなんて、思ってないよ?……ただ」

「ただ?」

 ただ、なに?
 変な意味の方のお風呂を希望してくれても、俺は全然良んだけど。

「……今までかーさんちに来てた間は、お風呂場なんて入ったこと無いなーって思って……そういうとこに入るのって、特別みたいで、なんか嬉し、っえ?!」

「『みたい』じゃねーからっ!!るりちゃんは、『みたい』が付かない、『特別』だからっ!!」

 口から愛おしさが出そうになる位胸がいっぱいになりすぎた俺は、るりちゃんを抱き上げて風呂に向かった。

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