この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
MILK&honey
第24章 ずっと君を見ていたい

「おふろっ?!」
俺の提案を聞いた途端、るりちゃんは目をまん丸くして、俺を見た。
「やっ、変な意味じゃ無くてっ……!!べたべたしてっだろーし、寒いだろーしっ!?るりちゃんが入ってる間、洗濯出来るしさっ!!」
必死に言い訳してたら、ぷっと小さく吹き出された。
「変な意味だなんて、思ってないよ?……ただ」
「ただ?」
ただ、なに?
変な意味の方のお風呂を希望してくれても、俺は全然良んだけど。
「……今までかーさんちに来てた間は、お風呂場なんて入ったこと無いなーって思って……そういうとこに入るのって、特別みたいで、なんか嬉し、っえ?!」
「『みたい』じゃねーからっ!!るりちゃんは、『みたい』が付かない、『特別』だからっ!!」
口から愛おしさが出そうになる位胸がいっぱいになりすぎた俺は、るりちゃんを抱き上げて風呂に向かった。

