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第24章 ずっと君を見ていたい

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「えーっと……これとー……これと……」

　タオルを巻いたままという情けねー格好で、リビングに戻って服を拾う。
　湿り気味のトランクスとスウェットパンツを拾い、タオルを取って身に着ける。シャツは……さっきナニを拭いちまったから、着れねーやwww
　洗わないといけねーので、巻いていたタオルと一緒に丸めて手に持つ。

　それから、るりちゃんの服。

　スカートは、良いとして……
　セーター……に、引っかかった、ピンクのブラジャー。
　くしゃっと丸まって落ちている、ブラジャーとお揃いのピンクのレースのぱんつ。
　……これ、全部、拾って良いの……？

　いやいや、ちゃんと全部、拾わねーと。
　お風呂で手洗いするっつってたから、持ってってやった方が親切だろ。

　まず、スカートを拾う。
　セーターも、引っかかってるブラジャーごと拾う。
　それからぱんつの方を見たら、そんな事しようとも思ってねーのに、ごくんと唾が飲み込まれた。
　女子高生の脱ぎたて……いや、正確には脱がしたてぱんつに生唾ゴックンなんて、エロおやじみてーじゃねーか、俺……。

　心を無にしよう、無に。
　心を無にしてゆっくりぱんつに近付いて、そっとセーターを床に置く。
　心を無にしてぱんつを摘んで、セーターの上に置く。
　ぱんつごと、セーターを丸めて抱える。
　……万歳、回収成功。

　こうして服を拾い終えた俺は衣装の入ったバッグも下げて、二人分の洗濯物の始末をする為に、心を無にして洗面所に向かった。