この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
MILK&honey
第24章 ずっと君を見ていたい
   *

「お邪魔しまーす」

一声掛けて洗面所に入り、洗濯機に自分の持って帰って来た服とるりちゃんのスカートを入れた。脱いだシャツも洗面所でざっと水でゆすいで入れて、洗剤を入れおしゃれ着洗いのコースにセットする。

「……るりちゃんー?」

「はいっ!」

「スカート以外のるりちゃんの服、ここに置いとくねー」

「あ、りがとうっ」

 シャワーの水音に混じって、るりちゃんの緊張気味の返事があった。
 そりゃなー。男の家で、初めて入る風呂だもんな。緊張するよなー……
 あ。鍵の掛け方、教えてねーやw
 決してわざと教えなかった訳では無いけれど、もう入っちゃってるるりちゃんに、外からは教えにくい。
 ……次回だ、次回。
 俺はもう一つ持って来て置きてー物に気が付いて、自分の部屋に、それを取りに行く事にした。

   *

「……うーん……」
 
 自分の部屋のクローゼットから、隠してあった包みを引っ張り出して、しばし悩む。
 甘いお菓子みてーに可愛いながらも、男が持ち歩いてもおかしくねー位の、派手派手しくねーラッピング。
 ネット通販で「ラッピング希望」にマルを付けたら、こうなって送られて来たんだけども……女の子が自分で買うんじゃなくって誰かにプレゼントされる為のブランドって雰囲気が、ひしひしと感じられるラッピングだな、こりゃ。
 ……果たして。
 今、これを渡しちまっても、引かれたりしねーもんなんだろーか……?

「……うん。せっかくだもんな。」

 俺は持ち心地が柔らけー包みを潰さねー様に抱えると、また洗面所に舞い戻った。

/325ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ