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MILK&honey
第25章 「……最後まで、しよ?」
「……俺……格好いい……の?」
「ん、かっこいいっ……好き」
「……そんな、好き?……その……こんなになるくらい?」
「ぁふ」
服の上から、割れ目に指を埋められる。そのままふるふると振るわせられて、また気持ち良さがとろっと滲む。
「……ん、すき……好きっ、ひかる……大好き……ぁん」
自分から腰を押し付けたら、鬼ごっこみたいに、手が離れた。
「やぁあ……ゃだ、いじわるっ……んぁん!!」
意地悪する為に離れたんじゃ、無かった。
気紛れな手は、ウエストの部分から無理矢理みたいに下着の内側に、潜り込んで来て。
「すっげ……ぬっるぬる……」
「やぁん……ん、あ、ぁ」
ぐしゃぐしゃに濡れてるのに、気付かれちゃった……。
そのぐしゃぐしゃは、指でじゅぶじゅぶかき混ぜられた。 それから、くるくると塗り込むみたいに指でなぞられて、押し潰されて、引っかくみたいに震わせられた。
「あ!ゃぁあ、やぁん」
「これ、嫌?」
「ぅぅん、いいっ……いいの、きもちいっ……」
「制服、汚れちゃうなー……大丈夫?」
「いいっ……いい、も、着ない、からぁ、あん!」
ふいに、指が離れた。
唇の端をぺろっと舐め上げられる感触がして、目を閉じたままはふんと息を吐く。
冷蔵庫にもたれた背中が、ひんやりする。
……なのに。
奥の方にわだかまった熱で、体がほてって、重く疼いた。
……どうしよう……
このままじゃ、動けない……
カシャッ、という軽い音に気付いて目を開くと、目の前の人が、にやっと笑った。
「なに?いまの……?」
「んー……記念写真?もう着ねーって言ったから」
スマホの画像が、目の前に差し出される。
「あ」
「ほら。……勿体ねーよな、すっげー綺麗」
そこには、力の抜けた体を冷蔵庫にくたりと預けた私が写ってた。