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MILK&honey
第1章 君と結婚しても良い?
「じゃ!!大変長いことお世話にな」
「あっ」
「あぁ?!」
誰かにぶつかりそうになり、凄んで見せたら、小鳥がさえずる様な可愛い声がした。
「……ごめんなさい……」
見えない何かに、ぶん殴られた。
ものすごい、美少女だ。
薔薇色の頬に、さくらんぼの様につやつやした、賢そうに結ばれた唇。柔らかく波打った長い黒髪を片側で緩く三つ編みにして、胸の辺りに垂らしている。
セーラー服に包まれた伸びやかな体はすらりとしているが、出るべきところはしっかりと、まろやかな隆起を描いていてる。ブラウスにゆとりが有るせいではっきりとは分からないが、きっとくびれるべきところはきゅっとくびれているに違いない。その肢体を包んでいるのが、セーラー服……制服というのは、なんでこんなに後ろめたいまでに魅惑的なんだろう。
……なんなんだ。すげぇ可愛い。
すげぇ好きだ。
俺のにしたい。
抱き締めて、いちゃいちゃしたい。
今迄付き合った女達とは、全然違うタイプなんだけど……俺の理想って、ほんとはこんなだったのか?
ダメだ。もう、目が離れてくれない。