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MILK&honey
第28章 末永く、よろしくお願い致します。
ううう……!!
巧がエスパーかなんかで、持って来た下着を既にるりが今着てるって、気付いたりしませんようにっ……!!
「……そんな事言って、二人で今夜いかがわしい事をしようって思ってるんじゃ無いのか?」
ぎくっ!巧に、じろっと見られた!!
やっぱり巧、エスパーかなんか?!
「……しないよ。」
いかがわしい事って何ですか、お兄さんっ?!
そう聞く前に、るりが面倒臭そうに嫌そうに、でもきっぱりと言い切った。
「……信用出来るもんか、そんな言葉」
「ほんとに、しないよ?絶っ対しない。スマホで録画撮っても良いし、監視カメラとか置いといたって良いよ?だって、本っ当に、しないんだから。」
そーだね、しねーね。
ぜってーに、しねーよね。
沁みんのが治まるまで二度目はしねーって、さっき約束したもんね……?
……あああああ……!
さっさとヤッといて、本っ当に良かった……!
「……分かった。仕方ないな」
巧も、まさか帰るなり初めてにもつれ込んで、もう済んじまったとは、思わなかったんだろう。
るりの言葉に、渋々ながら頷いた。