この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
MILK&honey
第6章 「……へんな、人……っ」

   *


「……すごく、おいしい……」


 着替えたあと、リビングに戻った。
 洗濯してる間に何か飲む?って、出されたのは、ミルクティー。
 それは、すごくおいしかった。
 お母さんが作ってくれたのと、似た味がする。

「良かった。巧も好きだから、るりちゃんも好きかなって」

 世話焼きのお兄ちゃんの同級生は、そう言ってにかっと笑った。

 ……まただ。

 どうして、気が付いたの?
 どうして、親切にするの。
 どうして、構うの?
 どうして、私がひどい態度を取ってても、変わらないの?

 何度か泣いて泣きやすくなってた私は、そこでまた泣いちゃって。
 そしたら、よしよし、って撫でられた。

 「大丈夫だから、いっぱい泣きな」って。
 涙も、指で拭いてくれた。


 ……なんだか、お母さんみたい……。


 松森さん――光さん、って、言ってたっけ。

 ……光さんって。
 
 同級生の妹にもお節介を焼いてしまうくらい優しい、世話好きの……
 ちょっと変わった人なんだ。


/325ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ