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MILK&honey
第7章 遠慮しないで、ウチにおいで

「ん?それ、炒めるんじゃないの?」

 手元を覗き込んで、尋ねる。
 なんか、新婚みたいじゃね?……着てる物は目が痛い位緑緑してるジャージだけどなw

「混ぜるだけなんです。フライパンじゃなくても、良いんですけど……光さん、ボウルとか持ってないんじゃないかと思って」

 うん。無い。よく分かったね。もしかして、以心伝心って奴かな!
 ……と答える間もなく、るりちゃんが言った。

「出来ました!お皿、有りますか?」
「はいっ!!」

 皿を二つ出すと、るりちゃんがフライパンの中味を上手く皿に入れてくれた。半々じゃなく、六四か七三くらい。多い方を俺に寄越してくれた。
 おおお……るりちゃんの、手料理……!
 眩しい……皿から光が射してる気がする……!!

「頂きますっ……!」
「どうぞ、召し上がれ」

 有り難く手を合わせたら、今まで聞いたことも無い超絶可愛い返事が有った。
 もう既に満腹だ……俺はるりちゃんと居たら、何も食わなくてもこの可愛さとるりちゃんだけ食って、生きていけそう……。

「……私も、いただきます。お塩足りなかったら、足してくださいね」
「うんっ」

 胸一杯だけど、るりちゃんがせっかく作ってくれたんだからな。どんな物でも、大変美味しく頂きます。

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