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借金のカタに妻を差し出しました
第1章 借金
瑞樹は、通話を終えたスマホを受け取る時に尋ねた。
「ね、条件ってなんだったの?」
不安の中で出来る限りの明るさを出して聞いてみた。
「ん・・・あっ詳しいことは帰ってからにしよう。」
和明の力無い笑顔に、瑞樹も笑顔をつくるしかなかった。
その時、大井綾が入って来て、仕事の終了時間を伝えて、早く帰るように促した。
アパートに帰った2人は、リビングテーブルに向かい合っていた。
和明は、どう言い出すか迷っていたが、瑞樹が先に口を開いた。
「あの、矢那さんの条件ってなんだったの?私の事でしょ?」
「ん・・・そっそうなんだけど。・・・24時間瑞樹を貸すことが条件なんだ。」
それを聞いた瑞樹は、明るい笑顔で
「なんだ、それだけか。もっと非道いの想像していたよ。」
「えっ・・・いや・・・でも、24時間の間に・・・その・・・あれ・・・」
「うん、判ってるよそれは、私は平気だと思う・・・。和明さんは・・・どうなの。」
「それは平気じゃないよ。自分の奥さんが他人とそんな事するなんて。」
「それは、判ってる。でも、お互い24時間だけ我慢すれば、昨日までの生活を抜け出せるのなら・・・」
「でも、瑞樹が他人とセックスするなんて考えられないよ。」
「・・・もし、私が矢那さんとセックスしたら、私の事嫌いになる?」
「・・・嫌いには成らないけど・・・」
「じゃ、お聞きするんですけど、和明は結婚してから私以外の人とはしていないの?」
「もっ勿論してないよ」
「ウソ」
「えっ」
「私、知っているよ。会社に勤めていた時、2回はあるわよね。慰安旅行と出張の時。」
「いやっ、それは・・・付き合いで行っただけだよ。」
「ふーん、私は結婚する前も、後も和明さんだけだよ。」
「そっ、そうだね。」
「和明さんは、結婚前も後もたくさんの女としたんでしょ。」
「いやっ、でも、それはそれで、別の事だろ。」
「じゃ、私が矢那さんとしても別の事でしょ。それに、そうなれば、こんな生活から抜け出せるのよ。だから、我慢して。お願い。」
「・・・わかったよ。納得する様にするよ。」
2人の間に沈黙が流れるが、破ったのは瑞樹だった。
「ねっ、子供つくらない。コンビニが軌道に乗ったらで後回しだったけど、ねっ。」
「ね、条件ってなんだったの?」
不安の中で出来る限りの明るさを出して聞いてみた。
「ん・・・あっ詳しいことは帰ってからにしよう。」
和明の力無い笑顔に、瑞樹も笑顔をつくるしかなかった。
その時、大井綾が入って来て、仕事の終了時間を伝えて、早く帰るように促した。
アパートに帰った2人は、リビングテーブルに向かい合っていた。
和明は、どう言い出すか迷っていたが、瑞樹が先に口を開いた。
「あの、矢那さんの条件ってなんだったの?私の事でしょ?」
「ん・・・そっそうなんだけど。・・・24時間瑞樹を貸すことが条件なんだ。」
それを聞いた瑞樹は、明るい笑顔で
「なんだ、それだけか。もっと非道いの想像していたよ。」
「えっ・・・いや・・・でも、24時間の間に・・・その・・・あれ・・・」
「うん、判ってるよそれは、私は平気だと思う・・・。和明さんは・・・どうなの。」
「それは平気じゃないよ。自分の奥さんが他人とそんな事するなんて。」
「それは、判ってる。でも、お互い24時間だけ我慢すれば、昨日までの生活を抜け出せるのなら・・・」
「でも、瑞樹が他人とセックスするなんて考えられないよ。」
「・・・もし、私が矢那さんとセックスしたら、私の事嫌いになる?」
「・・・嫌いには成らないけど・・・」
「じゃ、お聞きするんですけど、和明は結婚してから私以外の人とはしていないの?」
「もっ勿論してないよ」
「ウソ」
「えっ」
「私、知っているよ。会社に勤めていた時、2回はあるわよね。慰安旅行と出張の時。」
「いやっ、それは・・・付き合いで行っただけだよ。」
「ふーん、私は結婚する前も、後も和明さんだけだよ。」
「そっ、そうだね。」
「和明さんは、結婚前も後もたくさんの女としたんでしょ。」
「いやっ、でも、それはそれで、別の事だろ。」
「じゃ、私が矢那さんとしても別の事でしょ。それに、そうなれば、こんな生活から抜け出せるのよ。だから、我慢して。お願い。」
「・・・わかったよ。納得する様にするよ。」
2人の間に沈黙が流れるが、破ったのは瑞樹だった。
「ねっ、子供つくらない。コンビニが軌道に乗ったらで後回しだったけど、ねっ。」