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男子校だけど!姫がいます!
第4章 闇の中…そして
赤い光…赤い光…回る回る赤い光…
死ぬってこんな感じなんだ…
「……ですか?」
「大丈夫か?意識をしっかり持って」
体が揺さぶられる。
『通報があった 要救者、M町14丁目路上で保護…意識無く2分後 救急車到着予定…本部どうぞ』
(えっ何?…誰の声?)
薄っすら目を開ける。
「お巡りさん!目を開けましたよ!」
「本当だな…大丈夫ですか?もうすぐ救急車が来ます頑張って下さい」
声をかけているのは倒れているココアを発見し通報した女性。
そして駆け付けた警察官だ。
言葉通り、夜道に眩しい赤色灯と大音量の救急車のサイレンが聞こえる。
救急隊員の足音と担架の車輪の音がする。
ピーポーピーポーピーポー
けたたましいサイレンの音で気がついた。
『急患者 意識不明 過呼吸と意識障害の症状…外傷無し』
『了解。O医療センターに搬送されたし』
目まぐるしい無線交信。
目を開けると見知らぬ器具。
色々なビニール状の管が揺れている。
いつの間にか顔には酸素マスクが付けられている。
側にいた救急隊員が気がついた。
「急患者 意識有り!」
直ちに無線連絡が行われる。
救急隊員が声を掛ける。
「ここは…救急車の中です。…安心して下さい。」
大音量のサイレン下、隊員はココアに分かりやすくゆっくり言う。
死ぬってこんな感じなんだ…
「……ですか?」
「大丈夫か?意識をしっかり持って」
体が揺さぶられる。
『通報があった 要救者、M町14丁目路上で保護…意識無く2分後 救急車到着予定…本部どうぞ』
(えっ何?…誰の声?)
薄っすら目を開ける。
「お巡りさん!目を開けましたよ!」
「本当だな…大丈夫ですか?もうすぐ救急車が来ます頑張って下さい」
声をかけているのは倒れているココアを発見し通報した女性。
そして駆け付けた警察官だ。
言葉通り、夜道に眩しい赤色灯と大音量の救急車のサイレンが聞こえる。
救急隊員の足音と担架の車輪の音がする。
ピーポーピーポーピーポー
けたたましいサイレンの音で気がついた。
『急患者 意識不明 過呼吸と意識障害の症状…外傷無し』
『了解。O医療センターに搬送されたし』
目まぐるしい無線交信。
目を開けると見知らぬ器具。
色々なビニール状の管が揺れている。
いつの間にか顔には酸素マスクが付けられている。
側にいた救急隊員が気がついた。
「急患者 意識有り!」
直ちに無線連絡が行われる。
救急隊員が声を掛ける。
「ここは…救急車の中です。…安心して下さい。」
大音量のサイレン下、隊員はココアに分かりやすくゆっくり言う。