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男子校だけど!姫がいます!
第4章 闇の中…そして
正直マニュアル的な言い方だ。
(病院なんかに連れていかないで…あのまま倒れていたかったのに…死んでしまいたかったのに…)
ココアは心の中で呟く。
だがこの年配の隊員は次にこう言った。
「おじさんは…あの地震で…人がいっぱい死んでいるのを見たんだ…あんな事は…もうイヤなんだ…だから…だから…キミも頑張りなさい…」
隊員の本音だと思う。
(………)
言葉が思いつかない…
瞳から涙が出る。
(そんな事を言わないで…せっかく死のうと思ったのに…そんな事を言われたら…生きないとダメじゃない…)
ウーーーーー
サイレンの音が変わった。
減速し病院の救急搬送口に停車する。
ガチャ!救急車のハッチが開く。
医療スタッフが待ち受けていた。
「頑張れよ!」
隊員は軽く笑いココアを送りだした。
(病院なんかに連れていかないで…あのまま倒れていたかったのに…死んでしまいたかったのに…)
ココアは心の中で呟く。
だがこの年配の隊員は次にこう言った。
「おじさんは…あの地震で…人がいっぱい死んでいるのを見たんだ…あんな事は…もうイヤなんだ…だから…だから…キミも頑張りなさい…」
隊員の本音だと思う。
(………)
言葉が思いつかない…
瞳から涙が出る。
(そんな事を言わないで…せっかく死のうと思ったのに…そんな事を言われたら…生きないとダメじゃない…)
ウーーーーー
サイレンの音が変わった。
減速し病院の救急搬送口に停車する。
ガチャ!救急車のハッチが開く。
医療スタッフが待ち受けていた。
「頑張れよ!」
隊員は軽く笑いココアを送りだした。