パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第5章 Ｌovin ' Ｙou

それからクーちゃんと別れアパートに帰るココア。
途中コンビニに寄る。
飲み物やお菓子を物色する。
BGＭでＤJの軽快なトークが流れる….

「○月△日発売日！名盤のアルバムがリリース！その中からこの曲をチェキナゥ！」

店内に綺麗な透明感のある声が流れる。
３オクターブの歌姫の声。
潜在的に聞いていたココアだが曲の綺麗さに耳を傾ける。


…ラララ…ラララ…ラララ…


曲を気に入り聞き惚れてしまった。


(クーちゃんと聞くといいかも…)ココアが思う。


曲が落ちＤJのトークが再開する。

「世界中の恋人達に愛され…多くのアーティストにカヴァーされたラブソングの名盤！
ミニー・リパートンのL ｏｖｉｎ ’ You ついにオリジナルナンバーを収録だ！」


(へえ…やっぱりラブソングなんだ…)突然のいい音楽の出会いに心が踊るココア。


「ミニー・リパートン自身、自分の赤ちゃんに歌って聞かせたと言われるこの曲。恋人達や親子の間にも愛を育むナンバーとして…」

(うっ！………)

今のDJの言葉で悲しくなった。
さっきまでクーちゃんに抱かれて有頂天だった分、心の落胆が大きいかった。