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男子校だけど!姫がいます!
第5章 Lovin ' You
昼休みの屋上…一人で金網にもたれるクーちゃん。
「ふぅー」
自然とため息が出る。いつもは隣にココアがいるのに…
「クーちゃん!クーちゃん!クーちゃん!」
毎日うるさいくらいなのに、いざ聞こえないと寂しい。
寂しさを紛らわしたく見えるマンションのビル群を見る。
その向こうにある山々を見つめる。
「ふぅー」
やはり寂しさは紛れない。
「やっぱりここにいたか…」
後ろから声がした。その声に振り返る。
「門脇…どうして?」
「何かと言えばため息ついてるんだ…見ていられないよ」
眉間に指を立てながらメガネの位置を直す門脇。
「ところで岡部!ココア姫とは連絡がついたのか?」
「いや!朝にメールしたけど返事がないから、そのままだ。」
「ずいぶんと余裕かましているんだな…」
意外な門脇の回答。
「どう言う意味だよ⁈」
食ってかかるクーちゃん。
「あれだけオレの前でイチャついた割には消極的だな…と思ったまでさ!」
「いや…それは…まだココアから返事がないから…」
ガシャーン!!
クーちゃんのすぐ横の金網に門脇は蹴りを入れた。
「言ったハズだ!アイツはお前の好きにしていいと…譲ってやったオレがバカをみているな…」
「………」
ズバリ言われた門脇に言葉がない。
「もうアイツに飽きたのか?」
「違う!それは絶対に違う!」
大声で反論する。
「ふぅー」
自然とため息が出る。いつもは隣にココアがいるのに…
「クーちゃん!クーちゃん!クーちゃん!」
毎日うるさいくらいなのに、いざ聞こえないと寂しい。
寂しさを紛らわしたく見えるマンションのビル群を見る。
その向こうにある山々を見つめる。
「ふぅー」
やはり寂しさは紛れない。
「やっぱりここにいたか…」
後ろから声がした。その声に振り返る。
「門脇…どうして?」
「何かと言えばため息ついてるんだ…見ていられないよ」
眉間に指を立てながらメガネの位置を直す門脇。
「ところで岡部!ココア姫とは連絡がついたのか?」
「いや!朝にメールしたけど返事がないから、そのままだ。」
「ずいぶんと余裕かましているんだな…」
意外な門脇の回答。
「どう言う意味だよ⁈」
食ってかかるクーちゃん。
「あれだけオレの前でイチャついた割には消極的だな…と思ったまでさ!」
「いや…それは…まだココアから返事がないから…」
ガシャーン!!
クーちゃんのすぐ横の金網に門脇は蹴りを入れた。
「言ったハズだ!アイツはお前の好きにしていいと…譲ってやったオレがバカをみているな…」
「………」
ズバリ言われた門脇に言葉がない。
「もうアイツに飽きたのか?」
「違う!それは絶対に違う!」
大声で反論する。