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男子校だけど!姫がいます!
第6章 男子校のメイドカフェ
ガラッと扉を開ける二人組。

「いらっしゃいませ!ご主人様ぁ〜!」

キャンディボイスと笑顔100%のココアメイド。

「えっ!えっ!えっ!えっっっっ〜〜〜〜〜!」

ココアの姿を見て呆気に取られる二人組…

「あの〜お兄さんなんですか?お姉さんなんですか?」

「えーと…生物的にはお兄さんです〜エヘッ!」

「マジでぇぇぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜! かっ…可愛いい…」
完全に声が裏返る女の子二人。

一人はウルウル目でココアを見て、もう一人の娘は友達に電話している。

「それではご主人様ぁ〜コーヒー、紅茶、コーラ。何になさいます?」

「あの〜紅茶で…」

「はーいー紅茶二つオーダープリーズ〜」

ココアのキャンディボイスに萌える二人組。









次に来た客は不貞腐れたヤンキーぽい他の高校の男子生徒達だった。

「こんにちわーメイドカフェやってます〜寄って行って下さいー(棒読み)」

やっぱりやる気のない、クーちゃんの呼び込み。

「メイドカフェ?」

「男子校だろここは…」

「男がメイドかよ!バカじゃね!」

ヤンキー達は一同に文句を言い出すが、恐いもの見たさなのか全員教室に入った。

「いらっしゃいませ!ご主人様ぁ〜」

やはりキャンディボイスと笑顔100%のメイドココア。


ぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜


ヤンキー達は想定外のココアの可愛いらしさに雄叫びを上げた。
一人が電話し始めた。

「先輩!信達学園の学祭ヤバいっすよ!」

あからさまに赤面してるヤンキー達。中には鼻血が出そうなヤツもいる。









またお客さんがやって来る。保護者と思われるママさん三人組だ。

「いらっしゃい〜メイドカフェやってます(棒読み)」

相変わらずのやる気ナッシングな営業だが、とりあえず教室に入るママさん三人組。

「いらっしゃいませ!ご主人様ぁ〜」
ママさん一同

きゃぁぁぁぁぁぁ〜

またココアの姿に驚きまたママ友に電話する。





そして噂が噂を呼んで段々とお客さんが増えていく。





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