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男子校だけど!姫がいます!
第6章 男子校のメイドカフェ
タッタッタッタッ!お姫様抱っこのまま人が少ない所を目指す。

「ココアね!クーちゃんが助けに来た時、嬉しかったよ!なんか騎士様(ナイトさま)みたいだったよ!」

「俺は騎士より武闘家がいいぞ!」

「ぶぅ〜〜〜RPGの話しでないってば!」

クーちゃんなりの照れ隠しだったらしい。




「あああ〜スッキリした〜ああ幸せ〜」

職員用のトイレで やっと用を足せて、ウルウル目のココア。

それと同時にへたり込んでしまった。

「やっぱり疲れたね….アハハハっ!」

「大丈夫か?ココア….」

「じぇ〜じぇ〜全然〜大丈夫でないよ!クーちゃん抱っこ!抱っこ!」

廊下で手足をバタバタさせるココア。

「子供かよ!」

「とりあえず!セントラルドグマまでお姫様抱っこ〜!」


【 説明しよう!セントラルドグマとはココアが勝手に倉庫の片隅をココア専用更衣室にした区間の通称がセントラルドグマである!…以上解説終わり】


「えっ〜!お前の更衣室まで結構な距離あるぞ〜」

「いいんです!ココアとクーちゃんが離ればなれの時が多かったから仕方ないのです!お姫様抱っこでクーちゃんエネルギーを補充するのですぅ!」

元気が無いはずなのにココアの目が熱血している。

(ダメだこりゃ〜お姫様抱っこしないと納得しないなこりゃ…)

クーちゃんは気合を入れてお姫様抱っこした。

「わーい!わーい!クーちゃんの抱っこ!クーちゃんの抱っこ!」

ココア上機嫌である。
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