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男子校だけど!姫がいます!
第6章 男子校のメイドカフェ
「ココアちゃん。今日はコーヒーはどうやって淹れてるの?」

「はい!ペーパーフィルターのドリップです!」

「そうか〜じゃあさ、この豆あげるから淹れてみてね」

含み笑いで小さな紙袋をココアに渡す夏美。

「ココアが?」

「こんな状況だしココアちゃんのメイド服も決まっているし今までのレクチャーの総仕上げね!」

袋を見ると手書きで豆のブレンド比率が書いてある。
モカベースのキリマンジャロとのブレンドに、高価なハワイコナと野生味溢れるトラジャも少し入っている。

「これってママさん様のお手製ブレンドですか?ううっ…なんか緊張するな〜」

「頑張れ!私の愛弟子!…じゃあ私はこれから買い物だからじゃあね〜」

そう言い夏美は去った。







カフェの調理スペースを見ると道具のワンセットが一つ余っていた。
ドリッパーにペーパーフィルターをセットする。
袋を開けると中挽き豆の豊潤な香りがする。

「これはスゴイですぅ!」

宝物を見つけたような気分のココア。
軽量スプーンで四杯分の豆を入れる。

少し冷ましたお湯をコーヒーポットから数滴垂らす。
豆を蒸らした後に外周から渦巻き状に回していく。

(ホイップクリームがあるからコクが多めのドリップでいくよ!)

そう思いながら遅いスピードでポットを回す。
お湯を含んだ豆は山の様に膨らんだ。
そしてもう客もいなくなった教室に見事なコーヒーの香りが漂う。

クラス中の注目がココアのドリップコーヒーに集まる。
豆の山は崩れる事無く沈んでゆき、最後の一雫まで抽出した。

(これは上手く淹れられた!)

ココアは確信した。
手早くホイップクリームをソフトクリームの様に盛り付け、トッピングでチョコチップをかける。







クーちゃんは学祭の後片付けを始めていた。
教室の飾り付けを取っていた。









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