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男子校だけど!姫がいます!
第3章 さらば愛しきラーメン
「そんな…私なんかの為に朝ゴハンなんて…」

「いいじゃんココア!どうせ大したメシじゃないしな….食べていけよ」

制服に着替えたクーちゃんがリビングに来た。

「大したメシでなくて悪かったわね!邦彦はお皿出して!ココアちゃんの分も忘れないでね」

只でさえ朝の忙しさでカリカリしている夏美にクーちゃんの言葉は、かなり機嫌を損ねた。
矢継ぎ早にクーちゃんに指示を飛ばす夏美。


そんなこんなで出来上がった朝食は!

カリカリトーストにコーンポタージュ。

冷やしプチトマトに焼いたソーセージ。

皿の上に美味しそうな湯気を立てている。


一同 いっただきーまーすー


カチャカチャっと食器の鳴る音がする。
「ココアちゃん…遠慮なんかしなくていいからね…」

「はい…」

そう夏美に言われトーストをかじる。

「うっ!」

言葉に詰まるココア。

「あらやだ!口に合わなかった?」

夏美が慌てる。

「ぐすん…違うのです…とっても美味しくて….嬉しいのです」

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