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男子校だけど!姫がいます!
第3章 さらば愛しきラーメン
ココアの両目に光る滴があった。
両親は顔を見合わせる。
バツが悪くなったクーちゃんが口を開いた。
「なにも…泣く事ないだろ…」
「ごめんね…はい!…もう泣かない」
ココアは顔を上げた。
瞳は充血しているけど笑ってみせた。
「じゃあ食おうぜ!」
クーちゃんの言葉でまた食事を始めた。
食後…春彦は一足早く会社に出発した。
キッチンではココアと夏美がコーヒーを淹れようとしている。
「いいココアちゃん…まずはペーパードリップでやってみよう」
夏美に手ほどきを受けている。
夏美の言葉に素直に頷くココア。
「ペーパーフィルターに豆が入ったから次はお湯を注ぐわよ!ここがテクニックの見せ所!」
夏美はコーヒーポッドから豆に数滴のお湯を落とす。
それから周りから渦巻き状にポッドを動かしお湯を注ぐ。
お湯を含んだ豆は膨れ上がり山状に盛り上がる。
昨日のいい香りがまた漂う。
「うわっ!これですよ!いい香り!」
飛び跳ねてココアは喜ぶ。
「今日の豆は浅煎りキリマンジャロだからミルクに黒砂糖にしましょう!個性の無い豆に個性を付けるわよ」
そうして淹れたてコーヒーをみんなで飲む。
「うん!今日も美味いぞ母さんコーヒー!」
「すごいですーお母さん様…昨日のコーヒーと違って、味が爽やかですね!」
「あら〜違いが分かった!ありがとうココアちゃん」
朝の女二人(?)の会話についていけず一人でスネるクーちゃん。
両親は顔を見合わせる。
バツが悪くなったクーちゃんが口を開いた。
「なにも…泣く事ないだろ…」
「ごめんね…はい!…もう泣かない」
ココアは顔を上げた。
瞳は充血しているけど笑ってみせた。
「じゃあ食おうぜ!」
クーちゃんの言葉でまた食事を始めた。
食後…春彦は一足早く会社に出発した。
キッチンではココアと夏美がコーヒーを淹れようとしている。
「いいココアちゃん…まずはペーパードリップでやってみよう」
夏美に手ほどきを受けている。
夏美の言葉に素直に頷くココア。
「ペーパーフィルターに豆が入ったから次はお湯を注ぐわよ!ここがテクニックの見せ所!」
夏美はコーヒーポッドから豆に数滴のお湯を落とす。
それから周りから渦巻き状にポッドを動かしお湯を注ぐ。
お湯を含んだ豆は膨れ上がり山状に盛り上がる。
昨日のいい香りがまた漂う。
「うわっ!これですよ!いい香り!」
飛び跳ねてココアは喜ぶ。
「今日の豆は浅煎りキリマンジャロだからミルクに黒砂糖にしましょう!個性の無い豆に個性を付けるわよ」
そうして淹れたてコーヒーをみんなで飲む。
「うん!今日も美味いぞ母さんコーヒー!」
「すごいですーお母さん様…昨日のコーヒーと違って、味が爽やかですね!」
「あら〜違いが分かった!ありがとうココアちゃん」
朝の女二人(?)の会話についていけず一人でスネるクーちゃん。