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男子校だけど!姫がいます!
第2章 今日からおれは…………(汗)
視線を左から中央に戻す。
さっきの違和感を思い出していた。

(えーと…なんか…頭にリボンをしているヤツがいた気がするが…見間違いだよな!….ここ男子校だし….)

と!自己完結する。

「それじゃ〜岡部君!君の席は右端の列の3番目だから」
そう促され、自分の席に着く。
カバンを置いて一息つく。

「ん?」

やっぱりなんか違和感!
右視線に…白いリボン見たいなのが見える…よく見ると隣の席に座る生徒の髪型は、小さく髪を結び上げ、白いリボンを結んでいる。視線を下に落とす。

「はい?」

とてつもない違和感!
その生徒の上着こそ、邦彦のブレザーと同じ色をしているが、胸元はネクタイでなくピンクのリボン…また視線を落とす。

「ええええええっ!」

名状しがたい違和感!
その生徒はチェックのプリーツスカートを履き、膝上10cmから下は、白いニーハイを履いている!

「あっああの…その…?」

言葉が無い。
するとその生徒はキャンディボイスで話しかけてきた。

「始めまして。ボクは[愛田 ココア]よろくね!」

可愛い笑顔が眩しい。

「先生っ!この人っ!」

ココアを指差す。
その指が震えている。

「失礼ね!この人って!ボクはココアだってばぁ!」
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