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男子校だけど!姫がいます!
第4章 闇の中…そして
7歳の時に来た女性は保母の仕事を定年退職してやって来た。色々な子供を見てきた彼女に源一郎は精神疾患があるのでは?と疑念を抱いた。
学校では勉強をこなし、集団生活の中でも特に問題を起こさないのに、感情を一つも表さない源一郎に疑念を抱き、雇い主の許可を取り、メンタルクリニックへ連れて行った。
診断結果は鬱病。
症状は軽度で、効力が弱い精神安定剤の服用で充分なのだが、精神病という言葉に代議士の母親は過剰にアレルギーを起こした。
「私の生んだ子が異常者だなんて….」代議士のプライドが源一郎の存在を消したかった。だが殺害などの手段は出来る訳がない。
結果、自分の手の届かない所へ引き離した。
遠い遠い地域へ追いやった。
それが今、住んでいるアパートだ。
学校では勉強をこなし、集団生活の中でも特に問題を起こさないのに、感情を一つも表さない源一郎に疑念を抱き、雇い主の許可を取り、メンタルクリニックへ連れて行った。
診断結果は鬱病。
症状は軽度で、効力が弱い精神安定剤の服用で充分なのだが、精神病という言葉に代議士の母親は過剰にアレルギーを起こした。
「私の生んだ子が異常者だなんて….」代議士のプライドが源一郎の存在を消したかった。だが殺害などの手段は出来る訳がない。
結果、自分の手の届かない所へ引き離した。
遠い遠い地域へ追いやった。
それが今、住んでいるアパートだ。