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男子校だけど!姫がいます!
第4章 闇の中…そして
中学校で最小限の会話しかせず、部活もせず早くアパートに帰る。

毎日足早に帰ってくる自分の部屋。
整理されていない日用品。
捨てない食品の空容器。散乱するゲームソフトや雑誌類。

足の踏み場はベッドだけ。

でもそんな混沌とした世界の方が安息だ。
自分自身で「ゴキブリの世界」と名付けて笑った。



ゴキブリの世界で携帯でネットを見ていたある日、通信販売のページを見ていた。

ゲームソフトを欲しさに見ていたが、ふとアパレルのページを見始めた。
メンズを見てついでにレディースも見てみた。

スクロールを繰り返す。いつの間にかレディースファションに見入っていた。
そして気に入った服をカートに入れ「購入」をクリニックしていた。

購入したのは黒を基調とした紫色のワンピース。それに合わせ黒と紫の横縞のハイソックス。
下着も購入した。





そして現物が届いた。
学校から帰るとすぐに服を脱ぎ捨て梱包を開ける。

ショーツからビニールを破りゆっくりと履いてみた。何故だか体の奥から微弱な電流のような感覚が走る。
震えを伴いながら次々と服を着ていった。
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