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僕は監禁調教されています。
第2章 抵抗
いきなり右の頬を打たれたショックで僕は呆然となった。

そこに、更に左の頬にもビンタが飛んできた。

再びパーンという音が、部屋に鳴り響く。

僕「やめろ!何をするんだ・・」

と言うと、再び右の頬を打たれた。

痛みと理不尽さに、怒りがこみ上げてきて、僕は思わず、ミサに手を上げた。

とその瞬間、ミサの長い脚が鞭のようにバシッと僕の太股にヒットする。

僕「痛っ」

脚を撃たれてバランスを崩し、僕はドタッと床に倒れこんだ。

ミサ「無駄よ、大人しくなさい」

ミサは、うっすらと笑みを浮かべながら床に横たわる僕を見下している。

僕「いい加減にしろ」

そう叫んで、立ち上がり、ミサに再び手をあげるも、軽くよけられてしまう。

ミサに何度かパンチをくりだしてみたが、いとも簡単にかわされてしまう。

そして、そのたびにビンタをされたり、蹴りをいれられてしまう。

相手は女とはいえ、自分より背が高い。

そして何より鍛えられ、引き締まった身体をしている。

それに比べ僕は男だが小柄。

最近はデスクワークばかりで、かなりの運動不足ときている。

すぐにハアハアと息が切れてきた。

そんな僕に対して、ミサは全く息が上がっていない。

ひょっとしてミサは何か格闘技を習っているのかもしれない。

身のこなしが尋常ではないのである。

僕はひとしきり暴れたつもりだが、そのたびにミサはひらりと身をかわし、僕に蹴りを入れたり、叩かれたりした。

僕がふらふらしていると、ミサより体格のいいエナが僕を後ろから羽交い絞めにした。

エナの鍛えられた腕で首を閉め上げられ息ができない。

気が付くと締め上げられながら、持ち上げられ足が宙に浮いてしまった。

ミサ「まだ抵抗する?骨の一本くらいへし折ってもいいのよ」

相手は、女である。

男である自分が締め上げられ、完膚なきまで打ちのめされている。

身体はぐったりと疲れて、動けない。

骨を折るなどと言われて、急に恐怖感が襲ってきた。

プルプルと震え腰が抜けたように身体から力が抜けてしまった。

ミサ「もう、終わり?男のくせに情けないわね」

ミサは薄ら笑いを浮かべている。

理不尽極まりない。

男として悔しい気持ちもある。

でも、どうしようもない。

僕はいったいどうすればいいのか。

この状況から逃れる方法が何も思い浮かばない・・。
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