この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
実業家お嬢様と鈍感従者
第4章 意中の彼を落とす作戦・その一 汝、まずは敵について知るべし!

しかし、レディーズメイドとなると話は別だ。

彼女達は女主の着替えや身の回りの世話を行っている為、しょっちゅう顔を合わし、主と親密になったりもする。

妹の部屋に行くたびに、彼の恋人に会うかもしれないという恐怖を想像し、アンジェラは頭がおかしくなりそうになる。

「まあ、待ちなさいって。レディーズメイドの昇進については私とお母様に権限があるから、私がOKしない限りは大丈夫だって」

「スージー!」

妹の返事に希望を見出したアンジェラは、彼女にすがりついた。

「でも私が断ったら、今度はお姉様のレディーズメイドにって話が上がるかもしれないけれどね。好きな人が近侍(バレット)でその彼女が専属メイドか~。毎日が修羅場だね、うしし」

姉を慰めたかと思えばすぐどん底に落とした妹は、意地悪そうに笑った。

(スージーって絶対、お父様の血が濃いはず……)

がくりとうなだれて落ち込むアンジェラに、妹はごめんごめんと笑って謝った。

「でもね、ポーラとお姉様って、共通点があるのよ。勤勉で努力家ってとこなんて同じじゃない? そういうのってとっても大事だと思うわ」

「……容姿が中の下ってところもね」

アンジェラはとうとう拗ねて口を尖らした。

「お姉様……私、悔しくて今まで言ったことなかったけれど、お姉様ってとっても美人よ? 私が今まで見た女性の中で、一番綺麗だわ」

「スージー……それ、本当?」

「本当よ! もう二度と言ってあげないけれどね……むかつくから」

顔を赤くしたスージーはふんと鼻息を荒くした。

妹は綺麗なものが大好きだ。

ドレスにしても宝石にしても絵画にしても、彼女の審美眼は母でさえ一目置いている。

その妹が嫌々ながらもアンジェラを「美しい」と言ってくれた。

それだけでも少し自信がついて、頑張ってみようという気がみなぎってくる。

「でもね、ただの美人なの。女としての色気は、ほぼゼロ!」

「……スージー……あなた、私で遊んでない?」

あまりの妹の言い様に、ふつふつと湧き上がる怒りで、アンジェラの握った拳が小刻みに震える。

しかし、彼女はそんな姉に気付かないのか、ムキになって言った。

「真面目に相談に乗っているじゃない! じゃあ、これから私の言うことを良く聞いて、明日から必ず実行して」




/106ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ