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碧の島
第7章 不器用な優しさ
この女~・・・マジふざけてんな~・・・・。
スースー寝息を立てて寝てやがる。
後ろに回り・・・・。
暫く仁王立ちしてみるが・・・・。
起きない。
何なんだよコイツ!!!!!!
このままヘッドロックしてやるか????・・・・って、
触れねーし・・・・。
んー・・・。
右腕をそーーー―っと女の前に~・・・・・。
・・・・・・・・。
そのまま引っ掛けてヘッドロックしてやりたいとこだが。
・・・・・・。
伏せて寝てるコイツの横顔を見たら・・・・。
なんなのっ?!
直ぐに手を引っ込め・・・また顔を見る・・・・。
・・・・・・。
泣いてんの?
・・・・・・。
女の腕の下には携帯。
何???
男にでも振られたのか?
・・・・・・・・。
あーーーー・・・スッゲェ面倒臭い。
自分が羽織ってた薄いパーカーを脱ぎ・・・・。
肩に掛けると・・・・。
携帯画面に女の手が当たって画面がまた明るくなる・・・・。
そこには・・・。
家族の写真・・・。