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碧の島
第13章 親友菜々美



俊也side



扉の向こうからお腹は空いていないという返事。



俺は扉に手を当て・・・・。



「昼間ごめんな、・・・・嫌いになった?」


何聞いてんだ。


でも、昼間・・・・。


コイツにキスをした事で・・・・もし嫌われたらって・・・少し後悔。


すると・・・。


「嫌いじゃないですよ・・・・」


そう・・・。


扉の直ぐ向こう側から聞こえたんだ。


これ以上しつこくしたら嫌われるかなー・・・。


「・・・取りあえず帰るな~・・・また明日・・・・」



そう言って一歩下がった。



気持ちを抑えろ、・・・・感情的になる自分を抑える。



また・・・昔の自分が出たらって、怖くなる・・・・。



また一歩下がって・・・階段の方へ・・・。



1段降りると、・・・・ガチャッ・・・・と扉が開く音。



・・・・・・・・。



振り返ると・・・。



扉を開け俺を見つめるゲロ子。



「俊也さ・・・・」


・・・・・・・・。





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