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碧の島
第1章 全てが変わった日
3カ月前・・・・。
『桜ッ?!・・・・帰って来ちゃダメッ・・・・・』
仕事を終え・・・。
家まで歩いていた時・・・。
私の携帯が鳴り、電話に出ると・・・相手は私の姉。
「お姉ちゃん?・・・どうしたの?」
いつも穏やかな姉の・・・。
尋常じゃない怯えた声。
『いい?・・・直ぐに警察に電話をして・・・貴方はまだ帰っちゃダメ・・・警察を自宅にッ・・・・』
そう・・・。
そこまで姉が言うと・・・。
電話は・・・。
切られたの。
私は街中の・・・人ごみの中立ち尽くし携帯を眺めた。
そして直ぐに姉の携帯にかけ直したけど・・・・。
姉は出なかったの。