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碧の島
第3章 自分の名前




恵理side



役場まで歩いただけで・・・チョット汗。


中涼しいかな・・・。



意外とそんなに小さくない役場に入ると・・・・。



中では・・・何人ものお爺ちゃんやお婆ちゃんが涼んでいる(笑)


多分・・・涼んでいるだけ(笑)



カウンターの中に居るオジサンに・・・・。


「すいません・・・転入届を出したいんですが・・・・」


そう言うと・・・。


オジサンはニッコリ笑って・・・。


「キク爺のとこに越してきた子かな????(笑)」


あ・・・・。


もう知られてる???


(笑)



「はい・・・(笑)」




オジサンは態々カウンターから出て来て、・・・・・


「この紙に必要事項を書いていただいて・・・後は転出証明とか印鑑とか持ってきてますか????」


・・・・・あ・・・・・。


えっと・・・。


鞄から封筒を出し・・・。


「持って来たんですが・・・あの・・・・」




どうしよう。






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