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碧の島
第5章 2人の男性
恵理side
あっ・・・。
待って待って・・・挟んだ指まだッ・・・・
慌ててバンドエイドを持って行き・・・・。
「あっ・・・意味ないかもだけど一応これッ・・・・・・」
玄関で靴を履いている俊也さんの肩に手を置き言うと・・・・。
「触んなッ!!!!!」
ッッッ?!
凄い・・・凄い勢いで・・・手を払われ・・・。
俊也さんはこっちを・・・凄い鋭い目で睨んできた・・・・。
私は払われた手を引っ込め・・・。
「ごっ・・・・ごめんなさ・・・あっ・・・・・」
どう・・しよ・・・。
怒らせたっ・・・・私・・・・。
玄関に持っていたバンドエイドが落ち・・・・・。
俊也さんは私をジッと見ながらそれを拾った・・・・・。
・・・・・・・・・。
そして、私の前にそのバンドエイドを持ってきて・・・・・。
「お前・・・男に簡単に触るな?・・・次触ったら襲われると思えよ?(笑)」
え・・・・・????
そう言って
バンドエイドをポケットに入れて・・・・。
「いーーか?次触ったらチューねぇ~????(笑)」
えっ?!
そう言って・・・・。
扉を開け・・・。
最後にまた振り返って来て・・・。
扉をコン、ココン・・・・と叩き・・・・。
ニカッと笑って・・・。
「俺が来たらこうやって叩く・・・・(笑)」
・・・・・・????????
そう言って・・・。
出て行った・・・。