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アリョーナの旅路
第1章 アリョーナの旅路
「アリョーナちゃん、アリョーナちゃんはどうしてボブさんが年収10万ドルで州庁の職員だと言うのはウソだと言うのかしら?」
「ボブさんは、ウソをついてまでもお嫁さんが欲しかったのよ…ただそれだけのこと…」
「ボブさんのお母さまに改めて聞いてみたけれど、ボブさんはウソはついていないのよ…本当にマサチューセッツ州の州庁の職員なのよ。」
「ボブさんのお母さまの言い分も信用できないわ!!」
「どうしてそんなにボブさんのことをうたがい続けているのよ?」

おかみさんからの問いに対しまして、アタシはこう答えました。

「アタシが最初に結婚をした時のダンナが…大ウソつきでプータローだったのよ…アタシがフライグブルグで結婚生活をしていた時にね、ダンナは安定した収入のお仕事と肩書きを捨てて、実家のワインの卸し問屋を手伝いたいと言っていたのだけど…実家の家族との人間関係が原因で…家に居られないから…仕方なくアパートを借りて暮らしていたのよ…シューカツをするから…仕事を見つけるからとアタシに言って、シューカツをしていると思っていたら…アタシのヒモになっていたのよ…二番目のダンナも大ウソつきだったのよ…ふたりきりのスイートホームで甘い生活を送れると思っていたら…ダンナの両親と妹さんが転がり込んで来たのよ…ダンナは両親と妹さんにヘコヘコとヒクツになっていたわ…だからアタシね…」
「それで大ゲンカになってしまったわけなの?」
「当たり前でしょ!!」

アタシは、缶ビールを一気にのみほした後に冷蔵庫から2杯目の缶を取り出しましてフタをあけながらこう言いました。

「だからアタシは…女ひとりで生きて行くことにしたのよ…もう新しい恋はしたくはないのよ。」
「あんたさ、どうして嫁ぎ先でもめ事ばかりが続いているのか…はっきりとした原因が分からないのよ…あんたの実家の両親の顔が見てみたいわよ。」
「ハバロフスクの実家のことは出さないでよ!!アタシはハバロフスクの家とは絶縁状態なのよ!!」
「それじゃあ、どうやってこの先を生きて行くのよ?」
「女ひとりで生きて行くと言っているでしょ!!同じことばかりを言わさないでよ!!」

おかみさんはアタシの言葉に対しまして、大きくため息をついてからアタシにこう言いました。
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