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アリョーナの旅路
第3章 アリョーナの旅路・最終章
…と言うことで終わらせたかったのですが…

そう言うわけには行かなくなってしまいました。

アタシとルガーノさんは、結婚をしたのはよかったのですが、早くも家庭内の問題が発生したので、どうすることもできなくなりました。

アタシとルガーノさんは、結婚式の翌日からコモ市内にある借家で暮らすことになっていましたが、借家の賃貸契約がルガーノさんのお母さまによりまして解除されていたので、ルガーノさんのお母さまと同居生活を余儀なくされました。

最初の1ヶ月はがまんして暮らしていましたが、2ヶ月目になりますと、次第にアタシとルガーノさんのお母さまとの間に深い溝が生じたのでありました。

ルガーノさんのお母さまは、アタシとルガーノさんに同居をしてほしいと言ったのは、ルガーノさんのお母さまはアタシに『家庭のことを全部お願いいたします。』と言いまして、1日中外出をしまして家庭のことを全部アタシに押し付けていました。

ルガーノさんも、仕事が忙しいからと言いまして帰りはいつも深夜11時以降が多くなっていましたので、アタシはひとりぼっちになっていました。

そんなことばかりが11ヶ月間も続いていましたので、アタシはルガーノさんのお母さまとヒンパンに大ゲンカを繰り返すようになってしまいました。

ルガーノさんにつきましても、アタシと結婚をしてからお給料が大きく下がりまして、年収5万ユーロだったのが月給5000ユーロの安月給になってしまいましたので、仕事に対してほこりが持てなくなったと言いましてアタシに八つ当たりばかりを繰り返すようになってしまいました。

2030年5月6日、とうとうアタシはルガーノさんとの結婚生活を続けて行くことができなくなりましたので、離婚の危機にひんしていました。
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