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夏
第3章 喪失
「言えない」
「……そうか」
やはり聞くのは野暮だと悟る朝倉。
気まずい空気が流れようとしたが丁度よく料理がきてくれた。
「美味そうだな」
「うん。食べよ」
食後、2人は神社にいた。
見渡す限りの田園風景の真ん中にある林。
その中に小さな神社がポツリとある。
「この辺りにのみ伝わってる神様を奉ってる神社だ。お前と始めて会ったときもう1人いただろ? あいつと他の友達とよくここに来て遊んでたんだ」
「そうなんだ」
「楽しかったなぁ。今も楽しいけどもう小学生らしい事は出来ないし」
楽しそうに話す朝倉の横顔をじっと見つめる渚。
ふとそれに気づいて顔を向ける。
「……そうか」
やはり聞くのは野暮だと悟る朝倉。
気まずい空気が流れようとしたが丁度よく料理がきてくれた。
「美味そうだな」
「うん。食べよ」
食後、2人は神社にいた。
見渡す限りの田園風景の真ん中にある林。
その中に小さな神社がポツリとある。
「この辺りにのみ伝わってる神様を奉ってる神社だ。お前と始めて会ったときもう1人いただろ? あいつと他の友達とよくここに来て遊んでたんだ」
「そうなんだ」
「楽しかったなぁ。今も楽しいけどもう小学生らしい事は出来ないし」
楽しそうに話す朝倉の横顔をじっと見つめる渚。
ふとそれに気づいて顔を向ける。