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恋人たち 穢された初体験
第1章 囚われたカップル
しばらくすると、話し合いが終わったのか、令奈さんが戻ってきた。水の入ったコップを持っている。
「ココアを飲んだから口の中が甘くなったでしょう。これを飲むといいわ。ライムを絞ってあるからさっぱりするわよ」
さすがに大人の女性、やることがおしゃれだ。
「ありがとうございます」
コップの水を口に含むと、ライムの爽やかなすっぱさが口の中に広がった。
監督と雄太さんも僕らのところにやってきた。目の前のソファーに座ると、「実は、君たちにお願いがあるんだ」監督は思いつめたような顔で言った。
「もう聞いていると思うけど、この雨で役者が来れなくなってしまったんだ。撮影できるのは明日の朝まで。もし撮影できなければ、僕たち3人は大変なことになる。そこでお願いなんだけど、君たち、代役をやってもらえないかな」
「えっ、それって僕たちがビデオに出演するってことですか?」
「そう、そういうこと」
「そんなこと言われても僕たち、演技なんかしたことありませんよ。そうだよね、穂香ちゃん」
僕は穂香ちゃんと顔を見合わせた。
「うん、私、小学校のときの学芸会しかやったことありません」
穂香ちゃんも目を丸くしながら頷いている。
「君たちが素人なのはわかってる。そこをなんとかお願いできないかな。社長は、とても厳しい人で仕事が遅れたら大変な目に合うんだ。頼む」
「僕からもこの通りだ」
監督と雄太さんがそろって土下座した。
「ココアを飲んだから口の中が甘くなったでしょう。これを飲むといいわ。ライムを絞ってあるからさっぱりするわよ」
さすがに大人の女性、やることがおしゃれだ。
「ありがとうございます」
コップの水を口に含むと、ライムの爽やかなすっぱさが口の中に広がった。
監督と雄太さんも僕らのところにやってきた。目の前のソファーに座ると、「実は、君たちにお願いがあるんだ」監督は思いつめたような顔で言った。
「もう聞いていると思うけど、この雨で役者が来れなくなってしまったんだ。撮影できるのは明日の朝まで。もし撮影できなければ、僕たち3人は大変なことになる。そこでお願いなんだけど、君たち、代役をやってもらえないかな」
「えっ、それって僕たちがビデオに出演するってことですか?」
「そう、そういうこと」
「そんなこと言われても僕たち、演技なんかしたことありませんよ。そうだよね、穂香ちゃん」
僕は穂香ちゃんと顔を見合わせた。
「うん、私、小学校のときの学芸会しかやったことありません」
穂香ちゃんも目を丸くしながら頷いている。
「君たちが素人なのはわかってる。そこをなんとかお願いできないかな。社長は、とても厳しい人で仕事が遅れたら大変な目に合うんだ。頼む」
「僕からもこの通りだ」
監督と雄太さんがそろって土下座した。