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恋人たち 穢された初体験
第1章 囚われたカップル
女の人がリビングへと案内してくれる。扉を開けると、中から男の人の声がした。
「令奈ちゃん、役者さん来たの?」
「違います、監督。迷子です」
「迷子っ!?」
監督と呼ばれた男の人は素っ頓狂な声を上げて、僕たちの方を見た。歳の頃は30代後半、身長が高く、ひょろりとした体格をしている。
「君たち、どうしたの?」
「ボートで遊んでたら、帰れなくなっちゃたんですって」
僕の代わりに令奈さんが要領よく答えてくれた。
「ふうーん」監督は僕たちを値踏みするような目で見た。「君たち、学生?」
「はい、高校二年です。菊池大輔と言います」
「私は、島本穂香です。助けていただいてありがとうございます」
「そうか、高校生か。いいなあ、青春ど真ん中っていうところだね。ところで君、きれいだね。スタイルもいいし。読者モデルとかやってるの?」
監督は穂香ちゃんに向って尋ねた。
「令奈ちゃん、役者さん来たの?」
「違います、監督。迷子です」
「迷子っ!?」
監督と呼ばれた男の人は素っ頓狂な声を上げて、僕たちの方を見た。歳の頃は30代後半、身長が高く、ひょろりとした体格をしている。
「君たち、どうしたの?」
「ボートで遊んでたら、帰れなくなっちゃたんですって」
僕の代わりに令奈さんが要領よく答えてくれた。
「ふうーん」監督は僕たちを値踏みするような目で見た。「君たち、学生?」
「はい、高校二年です。菊池大輔と言います」
「私は、島本穂香です。助けていただいてありがとうございます」
「そうか、高校生か。いいなあ、青春ど真ん中っていうところだね。ところで君、きれいだね。スタイルもいいし。読者モデルとかやってるの?」
監督は穂香ちゃんに向って尋ねた。